皆さま、はじめまして。
営業部 西日本営業所の 宇田 伸幸 と申します。

私は今年の4月21日に入社し2カ月間、岩手で研修を受けました。生産、加工、販売と、Ark館ヶ森を支えるあらゆる部署の仕事を体験し、そこで働く多くの方々と触れ合うことができました。

その中でも忘れられないのが、初めて豚と対面した瞬間です。生まれて初めて目にしたのは、大きな母豚でした。あまりの迫力に思わず震え上がり、正直「近づくのが怖い」と感じたほどです。しかし不思議なもので、時間が経つにつれてその存在に慣れ、やがては仕草や表情がとてもかわいらしく見えてきました。命と真剣に向き合う現場だからこそ感じられる、この感情の変化は今も強く心に残っています。

関西で生まれ育った私にとって、畜産業はあまり身近ではありませんでした。岩手の広大な自然の中で命を育む営みに触れ、「食はいのち」という言葉の重みを改めて実感しました。一方で、日本の農業や畜産業が直面する人手不足やコスト高騰といった現実も目の当たりにし、現場の努力によって私たちの食卓が支えられていることを強く感じました。

6月21日からは西日本営業所に所属し、営業として活動を始めて3カ月が経ちました。お客様に商品をご案内する中で、私のモチベーションになっているのは、岩手で学んだ「現場の想い」と「努力の積み重ね」です。その想いをしっかり受け止め、お客様へとつなげることが私の使命だと感じています。

これからも、西日本の皆さまにArk館ヶ森の商品を通じて「食の喜び」と「生産者の想い」をお届けできるよう努めてまいります。そして、この経験を通して、日本の農業の現状や大切さも多くの方に伝えていきたいと思います。

どうぞこれからも、よろしくお願いいたします。