Ark館ヶ森

ネットショップ

Ark館ヶ森の定期便
牧場マップ
を見る
今日の牧場
営業状況
Ark館ヶ森の
定期便
MENU
牧場 MENU

瑞穂の国のゆらぎ ― 令和の米騒動を思う ―

ブログ
Share
URLをコピー
コピーしました URLをコピーしました

秋は年々短くなり、今年ももう11月。急な気温低下に山々の紅葉はとても綺麗に色付きました。毎年のことですが1年の月日はあっという間に過ぎて行きます。残り50数日ですが、皆さんの今年は如何でしたか。年始に立てた計画でできていないことはやってしまいましょう!


今年、私の身近で印象的なのは、やはり「令和の米騒動」でしょうか。お米が高止まりしていまだに下がらないのは何故か。政府は何十年も続いた減反政策を急展開して増産を進めていますが、我が社ではその煽りを受けて、購入する飼料米が激減しました。飼料米を作る農家が減って、年間1200t購入していたのが800tに。
ところが、政府が変わってから一転して、“消費量に応じた生産を”ということで、再び食料米は減産へと舵を切るようです。すると、飼料米が増産されるかと言うとそう簡単ではないようです。
米農家はコロコロ政策を変えられてはたまったものではありませんね。お米を生産するのには1年かかるのですから。例えば、養豚でも、生産調整をしろ、生産量減らせ、すぐに増やせと言われた時のことを考えるとそう簡単ではないのがよく理解できます。さらに、その安定しない時の不足分を輸入米で補うと。
生産者から言わせると“ふざけるな!”と言いたいのが本音ではないでしょうか。

日本は”瑞穂の国“です。およそ3千年前から始まった米づくりは、日本の原点です。これをお読みの皆さんでも、今自分は米づくりに携わっていないけれど、親のルーツ、親戚などを辿ると田舎の田圃に行き着く人も多いのでは?
そう、日本人のDNA。だから、皆んな美味しいお米のご飯が大好きでしょう。日本人とお米の関係は世界でも特別。秋の声を聞くと“新米、新米!”と騒ぐのは日本人だけだそうです。欧米ではコメは野菜の位置づけです。
でも、最近は欧米でも日本食のブームで、巷ではおにぎり屋さんが流行ったりしているようです。美味しい物は世界共通ってことですかね。
牧場虹の丘ビューテラスの卵かけご飯も、ご好評のうちに今年は12月上旬をもって幕を下ろす予定です。

豚さんの飼料に使う飼料米は、玄米を消化良くするためにエキスパンダーと言って加熱処理しますが、できたら、豚さん達にも炊いたふっくらご飯を食べさせてあげたいものです。

橋本 志津

「Ark館ヶ森 第1駐車場の真っ赤な紅葉」

「虹の丘ビューテラスの卵かけご飯」

Share
URLをコピー
コピーしました URLをコピーしました