皆さんこんにちは。
藤沢農場、堆肥舎担当の佐藤俊一です。
そろそろ梅雨の時期が近づいてきました。
この時期は雨の降る日が多い為、雨水が
豚舎の集糞ピットに入り堆肥の仕込み作業や
コンポの投入作業が大変になります。
特にコンポの投入作業は気を使います。
このコンポとゆう機械は豚舎から出てくる糞を
機械に投入して機械の中で発酵させて
サラサラの有機堆肥をつくる機械です。
ですが糞の水分の量が多いと機械の中でうまく発酵
できず中で固まりができたり、ひどい時には
サラサラにならずベチャベチャの状態で
出てきたりします。
そうなると発酵を促す為に高い温度キープしている
機械の中の温度が低くなりさらに発酵が悪くなり
ますます機械の中の有機堆肥の状態が悪くなります。
さらに中の堆肥の状態が悪いと機械にさらなる負担が
かかり機械そのものが故障する悪循環にはまります。
その為、雨の多い時期は糞の水分調整にとても気を使
います。サラサラの堆肥を糞に混ぜ水分の調整をして
ある程度、糞を固くして投入できる状態にします。
それでも雨が強かったり、長く続く時は農場の
バキューム車で雨水を吸い農場内の浄化槽で処理して
もらう事もあります。
雨の日は農場内の連携に助けられなんとか自分の作業
こなしており農場の皆さんに感謝してもしきれません。
こんな自然の影響をもろに受ける堆肥舎ですが
コンポの管理が上手くいきサラサラ堆肥が出てきた時
は達成感があります。このサラサラ堆肥が更に仕込み
堆肥にも使用され農場内の生糞処理に好循環が生まれます。
この発酵という奥深い現象を日々、勉強し質の高い
堆肥を作り続けられるよう努力したいと思います。