こんにちは!
養豚事業部の水口です。今回は農場HACCPとJGAPについてご紹介したいと思います!
まずHACCPという言葉を聞いたことのある方はいますか?
HACCPとは…
Hazard(危害)
Analysis(分析)
Critical(重要)
Control(管理)
Point(点)
の頭文字を取ったものです。
つまり、食品の製造や加工の段階において発生する恐れのある危害(食中毒など)をあらかじめ分析(Hazard Analysis)し、危害が起こりうる可能性をどの段階でどのように対策をするかという重要管理点(Critical Control Point)を決めて、製品の安全を確保するという衛生管理手法の一つです。
この農場版、すなわち、食肉となる家畜や卵などの生産過程を対象にしたものが「農場HACCP」というものです。
当社では養豚事業部と養鶏部がこの農場HACCPの認証を取得しています。
私の所属する養豚事業部では、お肉となる「豚」が、生まれてからと畜場に出荷されるまでを安全な状態に維持し、お客様に安心して食べられる「豚肉」をお届けするために取り組んでいます。
続きまして、今度はJGAPとは何かというと…
Japan Good Agriculture Practices(日本の良い農業の取り組み)の略称になります。畜産業が環境に与える負荷や農場で働く人の安全管理や労務体制など、農業生産に関わる全般の生産工程管理における取り組みを指しています。
HACCPは食肉の安全性を維持するための取り組みでしたが、JGAPは食肉の安全性だけでなく環境保全や労働安全生に関する取り組みです!
労働安全に焦点を当てると食肉を生産する上で生産者が怪我をする可能性のある作業が存在します。例えば餌の入ったタンクの中を確認する場合、高所からの転落により怪我をすることが想定されます。これは安全保護具を着用することで怪我をするリスクが低減できます。

以上のように想定されるリスクを低減するために予め備えておくことがJGAPの取り組みなんです。
簡単にでしたがこれらが農場HACCPとJGAPというものになります。
今後も農場HACCPとJGAPに取り組み、我々が怪我をせずに安心して食べられる食肉をお客様にお届けしていきます!
養豚事業部 藤沢農場 水口拓真