10月に入り、地域では稲刈りが真っ盛りです。黄金色に実った稲が次々に刈り取られ、秋の風景を彩っています。
この時期、私たちのところにも地域の農家さんから「飼料米」が届けられます。
飼料米とは家畜の飼料用として栽培されたお米のことで、私たちはこれを養豚に活用しています。
自社の配合飼料工場では主にとうもろこしや大豆粕などの基本的な飼料原料を使用しつつ、地域から持ち込まれる飼料米も一部取り入れて、オリジナルの配合飼料を製造しています。

飼料米を受け入れることで、農家さんにとっては水田の有効活用につながり、地域の農地が守られます。私たちにとっては輸入原料だけに頼らない飼料作りが可能になり、国際的な価格変動のリスクを少しでも減らすことができます。
さらに豚のふん尿は有機肥料となり、再び地域の田畑へ。お米が豚を育て、豚の力でまた作物が育つ。そんな資源がめぐる循環型農業の仕組みを、少しずつですが取り組んでいます。
稲刈りの季節は地域の農家さんと私たちがつながる大切なタイミングでもあります。
これからも地域の方々と協力しながら、循環する農業を続けていきたいと思います。
養豚事業部アークフィード 渡邊祐二