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にぎやかな春

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朝、目覚めると様々な小鳥たちの声が聞こえてきます。
桜の花が満開になると、蜜を吸いにたくさんの小鳥たちがやってきます。鳥のことは全然知らないので、ウグイス、スズメ、大きめなのはヒヨドリか?くらいしか分かりませんが、自室のすぐ傍の桜の枝の花を飛び回りながら、うるさいくらいにさえずっているのです。
先日、とても美しい小鳥がすぐそばまで来ました。胸から腹が青くて、茶色い羽、黒っぽい頭に白い2本の線がある。写真を撮りたかったのですが動くと逃げてしまうのでじっと観察して記憶に留めました。後から調べてみましたが名前が分からず残念。そのあとは姿を見せません。

<写真 自室前桜の山 桃の花>


そのことで、若いころに読んだ本を思い出します。「沈黙の春」(1962年出版レイチェル・カーソン著)という本で、世界的なベストセラーにもなり、私自身随分と影響を受けたものです。
今もなお世界中で読まれているようで、ご存じの方も多いと思いますが、当時のアメリカで殺虫剤・農薬・化学薬品の多用により、自然が破壊され、春になっても生き物の鳥の声さえ聞こえなくなってしまった、というところから始まる農薬・化学薬品の危険性を告発した内容で、多くの人々に衝撃と共に影響を与えた本として有名です。
創業者と私が、1980年代、この地で耕作農業に取り組むことになった時に、最初から有機農業をすると決意した動機にもなりました。
今、桜や遅れて咲いてきた桃の花の爛漫の中で、小鳥たちの賑やかなさえずりを聴きながら、この地の汚れなき数少ない農地を、汚れなき豊かさを、未来に残していかなければいけない、と改めて思います。
とは言え、それがきれいごとに聞こえるくらい、実際に現場で作物づくりに携わっているスタッフ達の、雑草(という草はないのですが)や虫・病気・気候との戦いは本当に大変なのですが、昨日も今日も、毎日1年中、皆とても頑張っています。 

<畑写真 (玉ねぎ畑、小麦畑 野菜畑2枚)>

今は美しい景色ですが、5月に入ると雑草が急激に伸びて、いよいよ戦闘開始です。


                              橋本志津

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